うさぎ

うさぎの里親になる方法、条件、流れを知って適切なサポートを

日本ではうさぎの飼育数が増えており、さまざまな事情で保護され、里親を待つさぎも増えています。

うさぎの里親になりたいと思ったら、何かすればいいのか、里親になる条件や流れを紹介します。 里親に興味を持ったら参考にしてみてください。

里親を募集しているうさぎの背景

里親を待つさぎの背景はさまざまで、多頭飼育による飼育崩壊という、うさぎにとって辛いケースもあります。それ以外にも以下のようなことで里親をまつウサギがいます。

  • 飼い主の引っ越し
  • 家族のうさぎアレルギー
  • 自然災害
  • 妊娠や健康上の理由
  • 経済的な理由
  • 迷子うさぎでもともとの飼い主がみつからない

健康な若いうさぎや子うさぎの里親になれる可能性も十分ありますが、持病や怪我の後遺症があるうさぎ、社会性が育たず人を信頼できないうさぎもいることを覚えておいてください。

うさぎの里親になる方法

うさぎの里親になる方法はさまざまですが、主な方法として以下の場合があります。

  • 動物保護団体による里親募集
  • 自治体の動物愛護センター
  • うさぎ専門店やうさぎカフェで引退したうさぎの里親募集
  • 地域密着型の掲示板などでの里親募集
  • 友人や知人の先に生まれた子うさぎを譲ってもらう

それぞれの方法にはそれぞれメリットがあるので、信頼できる情報源や場所を選ぶことが大切です。

里親になるための条件

一般的に、保護団体、自治体の動物愛護センター

が提示するうさぎの里親になるための条件は、以下の通りです。

飼育環境が十分か?飼育可能な住宅にすんでいるか?

うさぎに適切な飼育環境を提供できることが大切です。 飼育環境によっては、うさぎが適切に飼育できない場合があります。

経済的な負担はできるか?

うさぎの飼育には、経済的な負担が伴います。おおよそ8万円程度年間でかかるといわれています。これらの負担が受け入れられるかどうかを検討しましょう。うさぎの寿命は約8~12年と言われています。一生涯で64万~100万円程度は経済的な負担が発生することを認識しましょう。

時間的な負担の受け入れ

うさぎは毎日の世話が必要です。ケージの掃除、エサや水の交換、運動のための散歩など、毎日のケアが求められます。里親になる前に、うさぎと過ごすための時間調整ができるかどうかを検討しましょう。

家族構成に関して

家族構成とウサギの性格の兼ね合いによって断られるケースがあることを認識しておきましょう。

うさぎは神経質な一面もある動物です。大声で騒ぐ小さな子供がいるケースは、うさぎの性格によっては譲渡を断られるケースもあり得ます。

また、単身で近隣に家族がいない場合なども、体調不良や万が一のケースでうさぎの世話ができなくなることが予想され、譲渡を断られるケースもあり得ます。

家出、逃走防止策

うさぎも犬・猫ほどではありませんが、発情期などに家出や逃走をすることがあります。

その対策として窓や、玄関ドアなどを2重にするなどを求められることもあります。また高所にお住まいの場合はベランダに落下防止のネットなどを張るようにしましょう。

動物病院への定期健診

あまり鳴いたせず、異常のわかりずらいうさぎの健康管理には、獣医師との連携が重要で、毎年の定期健診が譲渡条件になっているケースもあります。その場合は適切な獣医師を見つけ、定期的な健康診断や病気の治療を行いましょう。条件に入っていなくてもうさぎを飼育する上で重要なことですので、保護団体に獣医師を紹介してもらうなどするとよいでしょう。

保護団体との連携・定期連絡について

里親になった後も、定期的に保護団体と連絡を求められるケースがあります。これは、保護団体側も保護したウサギが譲渡後もきちんと飼育されているのかという不安があるためです。そうした保護団体側の意図もくみ取り、うさぎの様子や健康状態を報告しましょう。

また、保護団体は、飼育に関するアドバイスやサポートを提供してくれるため、困ったことがあれば気軽に相談できますので関係を大切にしていきましょう。

 

以上が保護団体から提示されるうさぎの里親になるための主な条件です。各団体により条件は違いますが、条件として提示されていなくても。飼育の中で求められることは同じです。これらの条件をよく理解し、自分に合ったうさぎの飼育を楽しみましょう。

うさぎの里親になる際の注意点

うさぎの里親になる前に、以下の点を注意しておくことが大切です。

うさぎの性格やニーズを理解する

里親としてうさぎを迎える際、うさぎの性格やニーズを理解することが重要です。

うさぎは繊細でストレスを感じやすい動物であり、飼い主との信頼関係を判断する保護されたうさぎの中には、過去の飼い主や環境から心身にストレスを抱えている子もいます。根気よく接することが求められます。

適切な飼育環境を整える

うさぎを受け入れる前に、適切な飼育環境を整えることが大切です。ケージの大きさや設置場所、寝床やトイレ、遊び道具など、うさぎに快適にする生活を提供できる環境を重要です。夏場は気候や扇風機を利用して快適な環境を保つ必要があります。

特に保護うさぎの場合、持病や障害、過去の怪我などで定期的な診察や治療が必要な子もいます。うさぎに詳しい獣医師を見つけ、連絡先を控えておくことが対応です。

うさぎの飼育費

うさぎの飼育には、ケージや用品の購入、食事、飼育費など様々な費用がかかります。前述のとおり年間8万円程度で個体の状態によりますが、8年~12年の寿命といわれています。持病などがある場合はもっとかかるケースもあります。

家族や同居者とのコミュニケーション

うさぎと家族や同居者とのコミュニケーションが大切です。うさぎが嫌いなど家族の中に飼育に否定的な方がいる場合、飼育の検討自体を見直す必要があります。

まとめ うさぎを幸せにしよう

最後にうさぎの里親になることは、保護されたうさぎに新しい家族と愛情を提供する責任ある役割です。 注意点や条件を十分に理解した上で、真剣に考慮し、決断しましょう。愛情と根気を持って保護うさぎと向き合い、彼らが幸せな余生を送れるようサポートしてください。

 

ABOUT ME
メガネ犬編集長
ペット関連仕事についていた経験から編集長に就任。犬も猫も小動物も爬虫類も大好きです。 現在妻、息子、犬1、猫4、メダカ5匹と暮らしています。 目下の悩みは老猫の病気のケアです。