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ペット(犬猫小動物など)の里親になるために必要なこと 里親募集の探し方や基準・条件・かかる費用などのまとめ

ペットの里親

日本国内で犬や猫などのペットを飼うための方法として最もポピュラーなのはペットショップでの購入ですが、ペットショップ以外にも、保護犬・や保護猫などの里親になり迎え入れることもできます。

現在飼い主などの様々な事情により飼育できなくなったペット達のさっ処分などが話題になり里親への関心も高まっています。
ただ、ペットショップではお金をはらうことで、どなたでもペットを飼うことができますが、里親については、少し状況が異なります。今回はペットの里親になるための方法やかかるお金についてまとめてみました。

ペットの里親とは

ペットの里親とは、第三者宅で増えてしまったり、飼育できなくなったペットをもらい受けたり、保護団体や保健所からペットを里子として貰い受け飼育することをいいます。

里親募集があるペットの種類

個人や団体でも基本的に、犬と猫が多く、保健所にいる動物も犬猫がほとんどです。ただ少数ですが、フェレットやウサギ、ハムスター、稀に爬虫類、魚類の募集がかかっている場合もあります。

人気だったペットも多く、やるせない気分にもなります。

ペットショップから購入する場合と里親から譲り受ける場合の違い

ペットショップから購入することとの違いは以下のようになります。犬猫を迎え入れた場合とお考えください。

ペットの年齢 ペットの健康状態 初期費用 条件・基準
ペットショップで購入する 若い 原則良好 10万前後~ 成人であればOK
里親(保護犬・猫)から譲り受ける 個別異なる 個別異なる ~3万円程度 個別里親の基準がある

ペットショップには成犬・成猫は商品価値が低いため販売されておらず、生後2カ月以降の子犬仔猫が販売されています。健康状態は管理されているため良好で、成人で購入資金があれば飼うことが可能です。
一方で、里親から譲り受ける場合、様々なバックグラウンドを持ったいわゆる保護犬・保護猫のため年齢、健康状態はバラバラです。迎え入れるための初期費用はペットショップと比べ安価ですが、里親になる為の基準や条件が個別に設定されているケースがほとんどで、お金を払えば飼えるわけではなく、断られる場合もあります。

里親募集の注意点・トラブルになりやすいこと

里親になりたいと思った場合に里親募集をしている方とのトラブルでよくあるのは、基準や条件についてです。これについては、事前に記載されている場合が多く、確認することで避けることがほとんどですが以下に挙げる内容は注意しておきたい点です。

①金銭トラブルについて

とくに金銭についてはトラブルになりやすい事柄です。

一般的には、ペットを団体・個人が保護してからかかった費用(ワクチン代や医療費、食費など)について請求されることがあります。

ペットショップから迎え入れたん場合でもペットの価格に含まれている金額です。保護団体も個人も営利目的ではなくこうした費用は、寄付や持ち出しのケースがほとんどですので、こうした費用の請求については正当といえます。

きちんと把握したい方は、内訳について問い合わせればその費用についても説明があります。

ただし、まれにそもそも販売が目的のケースも有ります。

要するに里親募集とありながらも実態は営利目的のペットの販売であるケースです。これについては、マッチングサイトなどでも問題になるケースで、排除をしているようですが、絶対にないとは言い切れませんので、

②傷病についてのトラブル

原則ミスマッチングが起きないように、事前に開示されていることがほとんどですが、保護していた側もまったく気が付かなかったケースなどもあります。例えば、先天性の異常、遺伝性の病気だったが、症状がなく保護段階ではわからなかったなどです。過去の治療歴や出自が分からないペットがほとんどである為こうしたリスクはあると考えましょう。

悪質なケースではこうした傷病を隠して里親に出すケースも稀にありますので、万全を期したい方は、動物病院での治療歴を開示してくれる里親やトライアルがある里親を選びましょう。

③ペット譲渡後の過干渉

ペットについての状況の報告が譲渡の際の条件に含まれているケースがあります。こうした条件を正しく把握していなかった場合、過干渉と感じ報告をせずトラブルになるケースも有るようです。

また、契約などにはなく、保護した側からの頻繁に連絡がありトラブルになるケースも有るようです。前者であれば事前の取り決めに沿う必要があり、譲渡段階の条件をよく確認しましょう。後者については、先方とよく話し合いトラブルにならないように双方で妥協点をみつけることも大切です。

 

里親になる流れ

ペットの里親になるための流れは、一般的に以下のような形になります。

  • 里親募集をしている個人、団体をさがす
  • 希望の種類のペットを探し、個別里親に申し込みをする。
  • 個人及び保護団体の里親基準・条件にマッチすれば手続きを行う
  • ペットと対面
  • トライアル
  • 譲渡手続き

里親募集の探し方

動物保護団体や保健所に直接赴き里親になりたい旨を伝えることがこれまで、一般的でしたが、現在では多くの里親募集サイト、マッチングサイトがあります。これらサイトで希望のペットの種類を選び、保護をしている個人、団体とやり取りをするのが主流になりつつあります。
また、全国の保健所も各自治体のサイトに保護をしている犬猫などのペットを掲載しています。こうした中から、里親になりたい動物を検討することができます。

1)全国の保健所

保健所・動物愛護センターに収容されたペット達は法律によって収容できる期間(命のタイムリミット)が設定されており、里親を希望されるのであれば、まず最初に確認頂きたいサイトです。

環境省 収容動物検索情報サイト

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/

 

2)主要里親募集マッチングサイト

大小ある里親募集マッチングサイトの中から、母体がはっきりしたサイトを中心にご紹介いたします。基本的にはマッチングサイト自体がペットの保護を行っているケースは少なく、マッチングサービスに里親募集をしている個人・団体が参加しているケースが多いでです。

 

①ペット全般の里親募集サイト

大型のサイトが多く会員登録が必要のサイトがほとんどです。

里親募集には全国の保護団体や個人が情報を登録しています。

 

ペットのおうち

https://www.pet-home.jp/

国内最大級のペットの里親募集情報サイトです。

個人・団体の登録件数は5万件、過去の里親マッチングは12万頭を超えており、アイペット損保など各企業とのコラボレーションをすることで里親の認知拡大やマッチング率のアップに努めています。

 

Hugu ハグ―

(https://hug-u.pet/)

Mpoみんなのペットオンラインが運営している里親サイトです

ブリーダーとのマッチングサイトやペット保険の代理店をしている東北宮城の企業が母体です。

 

②犬・猫のみの里親募集サイト

小動物や爬虫類の取り扱いはしていない犬猫のみの里親募集サイトです。

 

Veterinary Adoption ベテリナリーアドプション

https://www.veterinary-adoption.com/

共立製薬株式会社が行っている保護犬・保護猫の譲渡活動支援サイトです。

特徴としては全国の動物病院からの譲渡のみということです。

そのため取扱い等数は多くはないですが、健康状態の管理は徹底されているようです。

OMUSUBI おむすび

(https://omusubi-pet.com/)

有名獣医師獣佐藤 貴紀さんが社外取締役をしているペットメディアPETOKOTOが運営している保護犬・保護猫の譲渡活動支援サイトです。

譲渡会イベントOMUSUBIライブも実施してします。

 

③猫専門の里親サイト

東京キャットガーディアン

https://tokyocatguardian.org/cat/

保護猫カフェの運営を通じて、 行政(保健所・動物愛護センター)などから猫を引取り、飼育希望の方に譲渡する活動と地域猫活動をおこなっているNPO法人。譲渡実績は6700頭以上と全国でも有数の保護団体で実績がしっかりしています

譲渡イベントも頻繁に行われており、気になる子がいれば実際に会いに行くこともできます。

ネコジルシ里親募集

https://www.neko-jirushi.com/foster/

猫好きのためのSNSコミュニティネコジルシ内の里親募集ページです。これまで20000匹以上のマッチング実績があり、こちらはネコジルシが保護を行っているわけではなく、各保護団体や個人が登録をするタイプのサイトです。

①~③のほかにも、各大小の保護団体のホームページやアイコムアイペットといったペット保険会社、クーアンドリク、ペットのコジマ、ペッツファーストなどでもイベントなどを通じ譲渡会を行っています。

ペットの里親になるための基準・条件

ペットショップでの購入とは違い誰でも里親になれるわけではありません。

里親になれる基準・条件については一般的には以下です。

例)

・成人であること、

・過去ペットの飼育経験

・現在のペットの飼育数

・動物の受け取りに来れるか

・ペットが飼育できる住環境にあるかどうか

・ペットが飼育できる程度の経済的余裕はあるか

・ペットの飼育に関われる人数は十分か

など

また、細かな条件については個人から譲り受ける場合と、保護団体から譲り受ける場合、保健所で譲り受ける場合の3パターンで違いがあります。

個人から譲り受ける場合の里親になる基準・条件

個人によって異なり、長く保護できないため、動物の飼育経験があればほとんど基準・条件がない場合や保護団体や保健所よりも遥かに厳しい基準条件の場合もあります。とくに団体という形をとっていなくても、多数の動物を保護されている方の場合で金銭的に余裕のある方の場合より良い里親に譲りたいという気持ちがあるため、トライアル期間、収入の確認、住居の確認など厳しい傾向があります。

 

保護団体から譲り受ける場合の里親になる基準・条件

個人同様に団体によって基準・条件は異なりますが、ほとんど基準・条件がない場合というのはありません。ほとんどの団体で大切に保護し、二度と不幸な思いをさせたくない思いから厳し目の基準・条件が設定されています。また、すでにワクチン接種済みの場合、ワクチン費用等も譲渡の際に支払う必要があります。

例)

・小さな子供がいる場合

・ペットが単独でいる時間が長い場合

・室内飼いが出来ない。室内飼いするにしては狭い。

・住所、氏名、電話番号、収入情報など個人情報を提出させられる。

・飼育予定の場所への訪問がある

など

保健所から譲り受ける場合の里親になる基準・条件

保健所から譲り受ける際も、無条件ではありません。以下は東京都愛護相談センター(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/douso/)を参照し記載しております。各道府県によって詳細は違う可能性もございますので、個別ご確認ください。

例)

・原則、各保健所地域にお住まいで20歳以上60歳以下の方

・現在、犬や猫を飼育していない方

・家族に動物に対するアレルギーを持っている方がいない方

・飼うことを家族全員が賛成している方

・最期まで責任を持って飼い続けることができる方

・経済的、時間的に余裕がある方

・動物に不妊去勢手術による繁殖制限措置を確実に実施できる方

・集合住宅・賃貸住宅の場合は、規約等で動物の飼育が許されている方

・センター主催の譲渡事前講習会を受講している方

 

里親になるための手続き

里親としての譲渡基準や条件をクリアした場合、実際に里親になる手続きがあります。

実際のペットの譲渡の際には書面での誓約や金銭の支払などが発生します。

個人から譲り受ける場合の里親になる手続き

譲渡基準をクリアした場合、で先方からのOKが出れば、特に書面でのやり取りもなく譲渡の場合もありますが、個別手続きが違う可能性もあり問い合わせ時に確認をすることが重要です。とくにこれまで掛かった医療費やワクチン費用の請求などの金銭の話については事前に確認しましょう。

保護団体から譲り受ける場合の里親になる手続き

譲渡基準をクリアした場合、先方からのOKが出てからも、基本的には1週間~のトライアルがあると考えましょう。トライアルは、里親とペットの様々なミスマッチングをなくすため細心の注意を払っているため行われるのです。

実際に住環境になじめず体調を崩したり、おとなしいこと聞いていたのに問題行動がでてしまう、考えていたよりも飼育が難しいなどの理由で里親を辞退しなくてはいけないケースもあります。

残念ではありますが、相性が分かったということは、長い目で見れば双方にとって幸せなことといえます。

このトライアルが終わった後、正式に譲り渡しのための譲渡に関する書類にサインし、これまでの飼育に掛かった医療費やワクチン費用などの支払いが必要な場合がほとんどです。書類・金銭の支払の取り決めについては、個別団体によって記載内容が違います。

特に金銭関係はトラブルになることもありますので事前に団体に確認しましょう。

さらに、飼育開始後も、メールでの近況共有がもとめられていることもあります。

 

保健所から譲り受ける場合の里親になる手続き

ペットとの対面後、1週間程度のトライアルを終え、ペットとともに一緒に動物指導センターへ行き、正式に譲り渡しのための譲渡に関する書類にサインをします。

その後犬の場合は、畜犬登録や狂犬病ワクチンの接種をする必要があります。

手続きについても自治体により違いがある可能性があり、個別ご確認をお願いします。

 

里親募集媒体に関してのまとめ

以下の表はあくまでも一般論です。募集サイトなどで譲渡を検討する際の基礎的な情報としてお考えください。

募集媒体 譲渡基準 譲渡条件 譲渡の際の金銭 ペットの健康状態 アフターケア
個人 個別差がある 個別差がある かかる場合がある 個別差がある あまり望めない
保護団体 厳しい とても厳しいケースがある かかる 管理されているケースがほとんど こまったことがあれば聞けるケースも多い
保健所 厳しい 厳しい 原則譲渡の費用はかからない 管理されている こまったことがあれば聞ける

個人・保護団体については、個別差がありますので、必ず譲渡基準・条件・金銭の必要性・健康状態については確認をし、トラブルを避けるようにしましょう。

 

まとめ

保護動物の里親になるには、ペットショップと違いお金だけで飼うことが出来ず、保護主が提示する基準・条件をクリアしなくてはなりません。

保護主によってはかなり厳しい基準を提示していることもあります。それは、二度と不幸な目に合わせたくないという意思表示ですので、条件に見合わなければ、それは「縁がなかった」とあきらめることも必要になります。

逆にこうした厳しいとも思える基準をクリアしていく先にはペットショップで購入するよりもはるかにあなたやあなたの家族にマッチしたペット達が待っているともいえます。

里親になるためのステップは、ペットと暮らすのは、その一生に責任を持つことを再確認させてくれます。

もし、ペットを飼うことを検討されているのであれば、ペットショップから子犬子猫などを迎えるのもよいかもしれませんが、保護動物の里親になることも検討されてはいかがでしょうか。