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ペットの迎え方 買う?もらう? ペットの入手先別メリット・デメリット注意点

ペットの迎え方

犬や猫、鳥や小動物など現在では多種多様な動物がペットとして飼育されています。
こうしたペットを飼育しようと考えたとき、迎え入れるためにいくつかの方法があります。
日本の場合、一般的にはペットショップ、ブリーダー、保護団体や保健所が挙げられます。今回は新しくペットを迎え入れる方法や注意点についてまとめました。

なお、記載内容は一般論となり、実際に迎え入れる際は個別店舗やブリーダー、団体へお問い合わせをお勧めいたします。

Contents

ペットショップから迎え入れる場合

ペットを迎えるとなった場合、日本で最もポピュラーな方法はペットショップから迎え入れる方法です。

メリット・特徴

①すぐに連れて帰れる

ペットショップでペットを迎えるメリットは、多種多様なペットを殆どの場合、迎え入れたいと心に決めたその日に連れて帰れることです。

風邪や下痢など健康面で多少の問題がある場合は、症状が落ち着いてからの引き渡しになることもあります。

②子供のころから一緒にいることができる

さらに犬猫であれば、殆どの場合2ヶ月〜6ヶ月程度のかわいい盛りの子犬・子猫を迎え入れることが可能です。

③飼育についてアドバイスを受けられる

飼育方法やしつけについても詳しく聞ける場合が多く、提携動物病院もあることがほとんどで、ペットの飼育が初心者でも安心できます。

④飼育グッズもまとめて手に入る

大型店の場合は、ペットの飼育に必要なフード、トイレタリー、おもちゃ、ベッド等もまとめて揃えることができ便利です。

デメリット・注意点

①金額面

ペットショップからペットを迎えるデメリット・注意点は、まずは金額面です。

数万円から非常に稀少な種類のペットの場合、百万円近くする個体も存在します。希少性や人気によってかなり高額な購入資金が必要になります。

②同じ種類のペットは少ない

次に、同一の種類のペットの数は1店舗あたりは多くないということです。

犬を例に挙げると人気犬種であるトイプードルやチワワ、ミニチュアダックスフンドなどはホームセンターに併設しているペットショップなどでは4~5匹程度常時販売されていますが、飼育できる家庭が限られる大型犬のシベリアンハスキーやゴールデンレトリーバーなどはせいぜい1~2匹です。大型犬を飼いたいと思っている方は、限られた頭数の中で選ぶことになります。

③ペットショップの質に格差がある

最後に、ペットショップによって個体によっては、健康面に不安がある場合があります。

ほとんどのペットショップが、動物愛護管理法に則った健康管理を行っており、どこのブリーダーが育てたのかを表示しているケースも増えています。しかし、ペットショップによっては、ワケありのペットを仕入れているケースもあります。

ワケありというのは、セリなどの通常の販売ラインに乗せられない先天性の病気のキャリア(発症はしていないこともある)や遺伝的に問題のある交配をされていることです。特に人気の種類のペットについては、急激な需要にこたえるために無理な繁殖を行った結果問題が出る個体がいるようです。

たとえこうした病気がある場合でも、迎え入れる側が了承していれば問題ないと言えますが、しらされていない場合はトラブルになります。

人気のペットがあまりに安すぎる価格で販売されている場合、売れ残って年齢が進んでしまった場合以外に、ワケありの懸念もありますので、疑問がある場合は、ペットショップによく確認をすることが重要です。

またインターネットでの口コミや、付近の動物病院、犬友・猫友などのペット好きの知人等から情報を収集し検討しましょう。

ブリーダーから迎え入れる場合

ペットのブリーダーはペットの卸市場やペットショップへの供給以外に、ネット直接販売も行っていることが多くなってきています。

メリット・特徴

①同種のペットの頭数が多い

メリットの一つとしては、飼いたい種類が決まっている場合、同種の動物がたくさんいることにあります。ペットショップの場合はたくさんの種類をあつかっているため、同じ種類の動物は少ない場合がほとんどですが、ブリーダーから購入する場合は、自分との相性まで見ることができます。

②両親を見ることが出来る

さらに、ペットショップでは、血統書などの書面上でしか親を見れませんが、実際に親をみることができ、どのように成長するのかを想像することができます。

③ペットショップと比べ費用が安い

また、ペットショップと比べると迎え入れる費用が抑えられる可能性があります。ペットショップを通さないで直接購入できるためです。

④ペットについての専門性が高い

最後に、限られた種類に特化して繁殖していることが多く、飼育やしつけにおいては専門的な説明やサポートが期待できます。

デメリット・注意点

①常時会えるわけではない

デメリット・注意点としては、ペットショップとは違い常時ペットを見れるわけではない点です。

動物たちは、ペットショップのように販売用のケースに入っているわけではありません。そのため、一度に大勢が見ることができないので、予約という形になっていることがほとんどです。また、稀少なペットの場合繁殖しているブリーダーが遠方にしかいないケースもあります。

②接客サービスが悪い場合もある

次にブリーダーは接客業ではないので、言葉が足りなかったり説明が足りなかったりする場合があり不親切に感じることがあるかもしれません。

また、動物に対しての思いが強く、プロ意識が高いブリーダーほど、顧客の住環境や資質によっては売ってもらえないこともあります。うまくマッチングしない場合双方にとっても不幸なことになりますので、はっきり言ってくれるのであれば、良いブリーダーと言えるでしょう。

③ブリーダーの見分けが必要

最後に、良いブリーダーかどうかの見分けが必要ということです。ブリーダーを探す場合、ブリーダーの紹介サイトの口コミなどを見て検討することが一般的です。しかし、あくまで口コミは第三者の意見ですので、実際に合ってみないと、良し悪しはわかりません。迎え入れる側との相性もあります。

一般的に、こうしたサイトで高評価であればパピーミル*を経営するような悪徳ブリーダーの可能性は低いと考えられますが、実際に合って、ペットの専門知識はあるか、飼育管理は行き届いているかはよく確認したほうが良いでしょう。

*「子犬工場」を意味し、営利を目的として犬などの愛玩動物を費用を抑えて大量に繁殖させている悪質なブリーダーのこと

保健所や動物愛護団体から迎え入れる場合

近年のさっ処分への関心から、動物愛護センター、保健所、各種動物愛護団体などからペットを迎え入れるというケースがペットを迎い入れるケースが増えているようです。

メリット・特徴

①費用が安い

ペットを迎い入れる際の費用が抑えられることがまずメリットとして挙げられます。

動物愛護センター、保健所では原則として費用はかからず、各種保護団体では、譲渡の際、団体への募金や保護してからかかった費用について数万円程度を求められることもありますす。こうした費用は団体の運営上必要なもので、すべてを団体の代表の私財や募金で賄えるものではありません。

こうした譲渡する場合の費用に違和感を感じるのであれば、実際に係るであろうお金を趣味レーションしてみると適性かどうか判断できるでしょう。

②社会的意義が強い

次に迎え入れることに社会的意義があるという特徴もあります。動物愛護センター、保健所、各種動物愛護団体にいるペットは、そのほとんどが飼育を放棄された、或いは保護されたペット達です。新しい飼い主が見つからなければ殺処分される可能性があるため、そうした不幸なペットを減らすという意味があると言えます。

③人慣れしている可能性がある

また、どこかで飼育されていた経験のあるペットであれば、人慣れしている場合があります。そうしたペットを選べば飼育初心者でも、飼いやすいと言えます。

デメリット・注意点

①頭数が多いが種類は少ない

保健所や動物愛護団体から迎え入れるデメリット・注意点としては、常に好みにあった種類のペットがいるわけではないということです。

一般的にこうした保護施設にいるのは犬・猫です。ですからそれ以外のペットの飼育ニーズにはこたえられないケースがほとんどです。

また、犬猫についても、常時譲渡可能な犬猫がいるわけではなく、年齢についても子犬や子猫は少なく、成犬・成猫が多いという特徴があり、種類についてもその時々でまちまちです。

②譲渡基準が厳しい

次に迎え入れる条件が、ペットショップ、ブリーダーと比べると厳しいという部分です。

動物愛護センター、保健所では、「譲渡前講習会」の受講が必須となっているケースが多く、受講日も平日であることもあり、社会人にはハードルが高いといえます。

各種動物愛護団体については、収入証明や家族構成、住環境の確認など、かなり厳しい審査があることもあります。審査が厳しい背景には、もう二度と不幸な環境に行かせたくはないという強いポリシーがある為です。

こうした譲渡条件は団体ごとに違い、事前の確認が必要です。

③健康状態に不安がある

また、動物愛護センターや保健所に収容されたペットの場合、素性や病歴も不明ですので、飼育後どのような病気が発症するかわかりません。保護団体においても同様ですが、動物愛護センターや保健所、保護団体も把握している病気やケガなどの健康状態は共有してくれますので、きちんと確認をし。ミスマッチが起きないようにしましょう。

知人から迎え入れる場合

友人・知人などが思いがけず自家繁殖してしまった場合や、いたたまれず保護したペットなどを、新しい飼い主を頼まれて迎え入れるケースです。

メリット・特徴

①費用が掛からない

原則費用はかからないと言えます。

逆に費用を要求された場合は注意が必要です。というのも事業として行っているケースがあるためです。事業として行っている場合、動物取扱業の登録が必要で、無登録の場合は違法だからです。

②人慣れしている

誤って自家繁殖してしまったケースは、親といる期間、人間といる期間があるため、ペットショップやブリーダーから迎え入れると同様に人慣れして飼いやすいと言えます。

逆に保護した動物の場合は、その動物の出自によって人慣れしているかは個別異なります。

③譲渡条件が緩い

ペットがいることで、困っているケースが多く、保護団体のような譲渡条件はありません。原則信頼関係で譲渡されることがほとんどです。

デメリット・注意点

①健康状態への不安

自家繁殖してしまった場合、ペットの飼育・繁殖を生業としているわけではありませんのでどのような病気を持っているか把握できていないことがほとんどです。そのため、先天性疾患や遺伝性疾患も含め健康状態については一抹の不安があります。

また保護したペットの場合は出自不明のため、健康状態についても不明であることを前提に動物病院などで健康診断を受けることをお勧めします。

②人間関係に影響が出ることもある

飼育環境などについて、知人・友人に強いこだわりがあると、人間関係に影響がでることがあります。関係性が近いほど、どのような状況で飼育しているのかも耳に入りますので、譲渡を受ける際に、飼育環境なども事前に共有しておくことをお勧めします。

③知人ではない場合、犯罪に巻き込まれることもある

メリットの部分でも言及しましたが、譲渡の際に費用を要求された場合、注意が必要になります。

双方間の合意のなかでの金銭の授受であれば問題は有りませんが、そういった行為が繰り返し行っている場合は、事業とみなされ、動物取扱業(第1種動物取扱業者(営利))の登録が必要です。当然無登録の場合は違法になりますので、罰金100万円以下(動物の愛護及び管理に関する法律 第46条)という罰則もあります。

意図せず犯罪に巻き込まれてしまうことがないよう、相手の素性の確認はしたほうが良いでしょう。

まとめ

迎い入れ経路 ペットショップ ブリーダー 動物愛護センター・保護団体 知人・友人
費用 高い 比較的高い 無料或いは安い 無料
健康状態 比較的良いが格差がある 比較的良いが格差がある 不明 不明
人慣れ 比較的慣れている 慣れている 比較的慣れているケースが多いが出自による 比較的慣れているケースが多いが出自による
譲渡条件 ゆるい ゆるいが、ブリーダーにより違いがある 厳しい ゆるい
種類・頭数 種類は多いが、同種の数は少ない 限られた種を多く飼育 数は多いケースもあるが種類は不明 不明