ペット保険

犬にペット保険は必要なの?メリット・デメリットを徹底解説

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私たちが家族の一員として迎え入れる犬たちは、その愛らしさと忠誠心で私たちの生活を豊かにしてくれます。しかし、彼らの健康を維持するためには、様々な医療ケアが必要となります。突然の事故や病気・ケガに対しても備えるため、ペット保険は非常に重要なツールとなるのです。

本記事では、犬に対するペット保険のメリットとデメリットを徹底的に解説します。

ペット保険の存在が犬とその飼い主にどのような安心感を提供するのか、また、その一方でどのような制約やコストが伴うのかを具体的に説明します。これにより、読者の皆さまが自身の犬にとって最適な保険選択をする際の参考になれば幸いです。

ペットと共に過ごす生活をより安心・安全にするための一歩、それがペット保険です。それでは一緒に、犬に対するペット保険の重要性を見つめ直していきましょう。

Contents

犬のペット保険に加入するメリット

まずは「犬のペット保険のメリット」について詳細に説明します。

医療費用の負担軽減

犬は活発で好奇心旺盛な生き物で、これは時に事故や怪我のリスクを高めます。

また、特定の犬種は特定の病気を発症する可能性があります。こうした病気や怪我の治療は、しばしば高額な医療費を伴います。

犬種ごとにかかりやすい病気の例

例をいくつか挙げますと、

・小型犬の人気種、トイプードル、チワワ、ポメラニアンなどはしばしば膝蓋骨脱臼という膝が外れる症状になり易い。

・中型犬の柴犬、パグ、フレンチブルドッグなどでは皮膚炎になり易い。

短頭種という鼻の低い犬種のパグ・フレンチブルドック・シーズー・ボストンテリアでは軟口蓋過長、呼吸器系の疾患になり易い。

ゴールデンレトリーバーでは、股関節形成不全、日本においては心疾患(欧米のゴールデンでは別の病気になりやすいといわれています。)になり易い。

など犬種でかかりやすい病気などに傾向があります。

犬が動物病院にかかった場合人間と違い、社会保障がないため100%自己負担(飼い主不負担)となります。

ペットの医療費が高いという一つの理由が、100%自己負担なためです。さらに動物病院での治療は自由診療となっており、診療費に関しても相場はある程度ありますが、ふり幅があります。

ペット保険に加入している場合、これらの費用の一部または全額がカバーされるため、経済的な負担を大幅に軽減することが可能となります。

メガネ犬編集長
メガネ犬編集長
ペットの医療費は100%飼い主負担のため、人間では数百円~2,000円で終わるような通院でも、5,000円~10,000円という金額になることは珍しくありません。手術となると骨折でも10万円以上、がん・心臓病など難しい手術となると数十万円~100万円を超えることもあります。

犬を飼育することは、お金がかかることと思ったほうがいいでしょう。こうした費用に問題なく対応できる方に犬への保険は必要ありませんが、家計を圧迫すると思った方は検討したほうが良いでしょう。

また、検討の際は犬種ごとのかかりやすい病気を必ず把握することをしたほうが良いといえます。

幅広い治療のカバー

犬のペット保険は、病気や事故による治療だけでなく、保険会社の補償内容によっては、歯科治療、寄生虫の治療など、日常的な健康管理に関連する費用もカバーすることがあります。

また、保険会社によっては、噛みつきなどによる賠償責任補償、葬儀費用、車椅子費用、さまざまなサービスや割引などが付帯することがあります。

これにより、犬の健康維持に向けた取り組みをより容易にし、犬の健康状態を最良に保つことが可能となります。

犬のペット保険加入により、安心感の提供

犬が怪我をしたり、病気になったりした場合、飼い主は非常に心配になります。そのような時に、高額な治療費を心配する必要がないという安心感は計り知れません。

ペット保険に加入することで、飼い主は犬の健康管理に全力を尽くすことができ、最善のケアを提供することに集中できます。

愛犬の散歩に伴うリスクのカバー

犬は定期的な散歩が必要で、これは飼い主と犬の両者にとって楽しい時間でありますが、同時に怪我や感染症などのリスクも伴います。

特に、他の犬や動物との交流、道路や公園での事故等、完全室内飼いが基本の猫と比べて犬のリスクは高いと言えます。

具体的には、他犬からのノミダニを含む寄生虫症の感染、伝染病の感染、喧嘩による噛みつき事故、交通事故、熱中症などがあげられます。

ペット保険はこうしたリスクから犬を保護し、万が一の事態に備える役割を果たします。

ペット保険加入による、愛犬の早期治療と予防の推進

ペット保険の存在は、飼い主がペットの初期の病気の兆候を見つけた場合でも、治療費用を心配せずに早期に獣医師に連絡することを可能にします。

これは、問題が深刻化する前に治療を受けることを可能にし、結果的には長期的な健康管理に有益となります。人間よりも犬は病気の進行は早く、より早期の段階で見つけることは、犬の一生に置けるQOL(クオリティオブライフ)を維持する上でも大切です。

犬は痛いということができず、概ね我慢強い生き物です。そのため、飼い主が目で見て犬が異常を発している状況はかなり酷い状況なため、日ごろからの飼い主のちょっとした異常のキャッチが重要なのです。

手術・交通事故などでの緊急事態での助け

散歩に関しての考察とも被る部分ですが、予期しない緊急事態が発生した場合、ペット保険は経済的な負担を大幅に軽減します。

手術や高価な治療が必要な場合でも、保険によりそれらの費用をカバーすることが可能となります。これにより、飼い主は自分の犬に最善のケアを提供することができます。

前述のとおり、犬の医療費は100%飼い主負担です。そのため手術ともなると数十万円といったことも珍しくありません。

以上が、犬のペット保険の主なメリットです。これらを考慮に入れた上で、自分の犬と自分自身のニーズに最も適した保険プランを選択することが重要です。あなたの犬が健康で幸せな生活を送ることをサポートするための一つの手段として、ペット保険を検討してみてはいかがでしょうか。

犬のペット保険に加入するデメリット

犬のペット保険の保険料の負担

ペット保険は便利な存在ではありますが、その保険料は決して軽視できるものではありません。

犬の種類、サイズ、年齢、健康状態などによって保険料は異なり、一部の保険では年齢が上がると保険料が増加することもあります。その保険料が大型犬や高リスク犬種と判断されている犬種の場合、年間10万円を超えるケースもあります。

一部未カバーの治療や状況

ペット保険は多くの医療費用をカバーしますが、すべてが保障されているわけではありません。

例えば、加入前からの怪我、病気、健康診断、去勢・避妊手術、治療を伴わない一部の特殊な手術や治療、または特定の疾患や状況は保険の対象外となることがあります。

そのため、あなたの犬が必要とする特定の治療が保険に含まれているかどうかを確認することが重要です。

また、補償の範囲は、通院・入院・手術ですが、保険によって診療内容のどこを補償するかが違ったり、補償割合によっては、支払われる保険金の金額が限られたり、免責金額によっては、保険金そのものが、免責にかかり払われないこともあります。

犬のペット保険は、掛け捨てであること

犬のペット保険は、任意加入かつ、掛け捨てです。人間の一部任意加入の医療保険や生命保険のように満期返戻金がある保険は現在ありません。

健康が一番望ましいですが、結果的に一回も使わずに終わるということもあり得ます。あるいは少ししか使わなかったから無駄だったと考える方もいらっしゃいます。

こうした方にとってはデメリットといえます。

一方でそもそも保険というのは万が一の場合の備えです。1年間使わないのであれば平穏無事であったということですので、さらに万が一のために備えかけ翌年も続けておく方がよいでしょう。辞めてしまってから大変な事故・病気があったというケースは人間の保険も含めよくある話です。

いずれにせよ考え方次第な部分もあり、使わない後悔か、辞めた後悔か、どちらがご自身にとってショックなことかを検討し加入・継続することがよいでしょう。

病気の既往歴や高齢犬への制限

犬のペット保険には、いくつかの制限があります。

例えば、多くの保険会社は既存の健康問題や病歴を持つペットに対して保険を提供しない(引受謝絶)あるいは制限、または高齢の犬に対する保険の提供を制限することがあります。これは、これらのペットが医療ケアを必要とするリスクが高いためです。

犬の保険の継続を断られるケースがある

犬の保険は、前述の通り掛け捨てで1年ごとの更新が一般的です。基本的には自動更新特約というものがあり、満期ごとの再申し込みは不要となるケースがほとんどです。

一方で、継続ができないケースがあります。

①年齢が保険の継続上限年齢に達した場合

各社ごとに、継続の上限年齢があります。現在は、上限年齢のないペット保険が増えていますが、加入前にチェックが必要です。年齢上限に達した場合は満期解約となります。

特に長生きとされている雑種犬・小型犬は要チェックです。

②補償をすべて使い切ってしまった場合

ペット保険会社によりますが、契約時点での補償上限が、ペットの一生に対しての補償であるケースがあります。使った日数や保険金上限が翌年になっても戻らないペット保険もあります。

そうしたペット保険の場合、すべての補償を使い切ってしまうと、継続することができなくなります。契約者にとっても継続する理由はありませんので、当然と言えば当然です。

③完治が難しく、継続して治療が必要になる慢性疾患になった場合

こちらも保険会社により、基準などは異なりますが、完治が難しく継続して治療が必要になる慢性疾患にかかった場合、保険継続ができない場合があります。

②の補償を使い切ってしまった場合もこれに当てはまる可能性がありますが、完治の望めない慢性的な皮膚病や心臓病、腎疾患、膝・腰関節などの慢性的な治療・治療法が確立していない疾病などが継続できなくなる可能性がある慢性疾患に当てはまる可能性があります。

気になる方は、加入時点でどのような疾病やケースがこれに当てはまるのか確認したほうが納得感をもって加入できます。

④悪意のある保険金請求(保険金詐欺)が疑われる場合

人間の保険でもあり得ますが、保険金詐欺です。これはデメリットというよりも犯罪ですので絶対にしないでください。

ただ、生命保険ではないので、死亡による保険金詐欺はほとんどないとはなく、実費に対しての保険金支払いなので領収書等がなければ支払われない保険なので、なにが保険金詐欺に当たるのかというと、既往症の告知をしない(告知義務違反)に絡む保険金請求です。

ペット保険加入前に、すでにある病気やケガなどに関しては、告知が必要になり、内容によっては加入できないこともあります。

もし犬のペット保険の契約時に大切な情報を教えなかったり、うそをついたりすると、保険会社は契約を打ち切ることができます。未告知の内容が、保険金の支払い理由と関係があったら、保険金はもらえません。

特に告知義務違反の内容が重大な場合には、「詐欺による契約の取り消し」となり、保険契約の継続はどころか、罪に問われることもありますペットのことだからと、小さなことのように考える方もいらっしゃるかもしれませんが立派な犯罪です。

そのため、保険に申し込む時は、正直にすべてを話しましょう。何かを忘れて告げなかったら、すぐに保険会社に連絡してください。

 

以上のようなデメリットが存在するため、ペット保険を選択する際には、自分の犬のニーズや自分の財政状況を考慮して、最適な保険プランを選ぶことが重要となります。

日本国内での犬のペット保険の加入率

ペット保険の加入率は2021年時点で16%程度といわれており、犬のペット保険の加入率に関しては、猫よりも高くおおよそ30%程度は加入しているといわれています。

一般的には、成犬になってからの加入よりは、犬を飼い始めた瞬間に加入される方が多く、理由としては、現在のところ犬はペットショップから迎えるケースが多いため、買った段階でペット保険への加入を勧められる流れがあるためと考えられます。

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日本国内で犬が加入できるペット保険会社一覧

日本で加入できるペット保険会社および独自商品のペット保険を販売している保険会社は、2023年6月時点で、16社あります。

なお現在はペット保険会社への注目度の高さから、さまざまな合併や買収が報じられており、ペット保険会社の数や親会社に関しては流動的な部分もあるとご理解いただければ幸いです。

以下各保険会社の詳細な情報および補償内容や商品に関しての詳細な情報については、各保険会社のコーポレートサイトにてご確認をお願い致します。

損害保険会社

管轄が金融庁になり、資本金もより大きな保険会社になります。万が一倒産した場合のセーフティーネットもあり、保険会社にもより安心を求められるかたにはお勧めといえます。

アニコム損保
日本初のペット保険専業会社として知られ東証プライム上場の企業です。

全国6,400以上の動物病院と提携し、窓口精算やLINEを通じた保険金請求が可能なサービスを展開しています。その使いやすさから10年連続でペット保険シェアNo.1に選ばれており犬や猫だけでなく、鳥やうさぎ、フェレットなどのペットに対する保険契約も受け付けています。
商品名は「どうぶつ健保」で、フルカバー型、一部保証型、シニア専用など様々な商品を取り扱っています。

特にペットショップで犬を迎える場合にあおいては、子犬専用のペット保険に加入できるケースがあります。

アイペット
アニコムに次ぐ、業界第2位とされるペット保険会社。2004年に設立され、ペット共済事業を開始し、その後第一生命の小会社となっています。

アイペット損保は、70%と50%の補償プランを選べる充実した補償を提供し、手術・入院の高額医療に特化した「うちのこライト」も人気です。対応する動物病院での窓口精算も可能です。

アニコム同様に、特にペットショップで犬を迎える場合にあおいては、子犬専用のペット保険に加入できるケースがあります。

アクサダイレクト
犬と猫の通院、入院、手術などを補償する保険です。補償割合はプランにより、治療費の50%または70%を補償。

全国すべての動物病院で治療費の保険金を請求することができます。また、24時間365日獣医師への健康相談を無料で受けられます。特定の条件下では割引制度もあります。

ペット&ファミリー
T&D保険グループの傘下でもともとは少額短期保険会社でしたが、損害保険会社となりました。主な商品として、「げんきナンバーわんスリム」があり、これは通院、入院、手術などを補償するペット保険です。年間の支払回数制限や1日の支払い限度額の設定がなく、時間外診療費なども補償します。

また、契約の継続は自動的で、特別な手続きは不要です。保険金の請求方法や支払い、契約内容の変更などについては、自社のウェブサイトやマイページで確認・手続きが可能です。

楽天損保(スーパーペット保険
契約の申込みはインターネット上で簡単に完結し、補償範囲は広く、他社と比較しても補償の対象外項目が少ないことが特徴です。また、保険料の支払いには楽天ポイントを使用でき、ポイントも貯まります。
au損保
au損害保険はいおいニッセイ同和損保グループ企業で「ペットの保険」は、入院や手術をしっかりサポートします。

また、お支払い限度額までなら何度でも、いくらでも保険金を受け取れます。全国のセブン-イレブン店頭でも保険料の支払いが可能となっています。さらに、24時間365日、無料で獣医師に電話相談が可能です

【元ペット保険社員に聞いた】ペット保険のアニコムは保険料が高いのになぜ人気がある?メリット・デメリットアニコム損保のペット保険は、高い保険料にも関わらず人気。元ペット保険社員が、その人気の理由とアニコムのメリット・デメリットについて深掘りします。...

少額短期保険会社

監督省庁は金融庁の財務局となります。ペット保険を含む様々な特長的な保険商品が登場するのが少額短期保険会社の魅力です。一方で業界としてセーフティーネットはなく、万が一倒産となった場合、損害保険会社と比較した際は不安があるとは言えます。

この不安という部分において、2023年になって、ペッツベスト少額短期保険(株)が破産開始命令がでてしまい、少額短期保険会社のペット保険に対しての不安が報じられましたが、本件においては、外資系生保大手のアフラックが、スポンサードすることが決定し、既契約はすべて「アフラックペット少額短期保険」へ移管済みのため、契約者において破産手続の影響はありません。

現在では、ペット保険の売り上げの伸びに注目した、大手生損保保険会社が資本や経営に関わっているケースも多く、そうした会社においては、少額短期保険会社といえど資本や経営にさほど不安はないとも言えます。

ただ選び方は人それぞれですので、ペット保険を選ぶ際に商品以外にも会社そのものの経営状況やペットに対してのかかわり方なども注目してみても面白いと思います。

SBIいきいき
少額短期保険
SBIグループのSBIいきいき少額短期保険の「SBIいきいき少短のペット保険」は、通院・入院・手術をカバーするタイプの保険で、11歳11か月までのペットが対象です。

業界最安水準の保険料で、Webから契約を申し込むと保険料が10%割引になる特典があります。免責金額の有無は選択制となっています。

リトルファミリー
少額短期保険
リトルファミリー少額短期保険株式会社は、あいおいニッセイ同和損保グループ企業でペットの保険「わんデイズ・にゃんデイズ」を提供しています。

この保険は、犬や猫の通院、入院、手術を幅広く補償します。業界最安クラスの保険料と業界最高クラスの補償を実現し、月額1,270円から加入できます。

新規加入は生後30日以上~8歳11か月まで可能で、オンラインでの請求方法も用意されています

SBIプリズム
少額短期保険
いきいき少額短期と同じように、SBIグループのSBIプリズム少額短期保険は、ペット生活総合補償保険「プリズムペット」を提供しています。犬猫以外にもエキゾチックアニマルや鳥・ウサギの加入も可能です。

この保険は飼い主が負担した動物病院の診療費の一部を補償します。

具体的には、1日あたりの基準額12,000円までの入院保険金と通院保険金、1回150,000円までの手術保険金が含まれています。

FPC
FPCのペット保険「フリーペットほけん」は、犬や猫の通院・入院・手術などをカバーする保険サービスです。

保険料はお手頃で、補償対象となる治療費の50%または70%を支払限度の範囲で補償します。補償プランは2つから選べます。年間の補償限度総額は85万円までとなっています

PS保険(ペットメディカルサポート)
PS保険は、ペットメディカルサポート株式会社が提供するペット向け保険です。

通院、入院、手術、車イスの補償が含まれ、各補償ごとの上限金額を合算すると年間最大110万円までの補償が可能です。

イーペット保険
九州のペット保険会社。
犬猫を対象としたペット保険で、一日単位の上限金額なし手術や通院の回数・日数制限なし(年間60万円が上限)の50・70というプランがあります。
日本ペット
少額短期保険
日本ペット少額短期保険の「いぬとねこの保険」は、日額制限や回数制限がなく、免責金額もないペット保険です。保険は3つの補償プランから選べます。

それらは、フルカバーのタイプのプラチナプラン(通院・入院・手術)、通院のみ補償のゴールドプラン、手術のみ補償のパールプランです。

加えて、賠償責任補償特約を付帯することが可能で、年間で最高500万円までの補償が可能です

つばき少額短期保険
岩手県の保険会社。犬猫の通院・入院・手術に対応した保険。予防接種後の異常の補償や飼い主(被保険者)が高度障害、長期療養(30日以上の長期入院)、死亡により、飼育ができなくなってしまった場合でも補償がうけられるといった特徴的な補償がある新興のペット保険会社です。
チューリッヒ
少額短期保険
外資系大手のチューリッヒの子会社。特に高額治療となりやすい犬のがん(良性腫瘍含む)、骨折を100%の割合で補償する保険です。プランによっては脱臼も補償対象に追加できます。

補償の範囲を独特に絞ることで、比較的お手頃な月額保険料と高い補償割合を両立しています。

アフラックペット少額短期保険
ペッツベストの契約者を引き継いだ形で、最も新しくできたペット保険会社です。今のところ保険商品の詳細は不明ですが、本ペット保険会社は、アフラックとアメリカのペット保険会社トゥルーパニオン・インコーポレーテッドとの合弁会社として事業を開始する予定といことですので、同社のアメリカでのペット保険のノウハウを生かした商品のリリースが期待されます。

ペット保険に加入できる犬種

犬種一覧

あいうえお順に国内で飼育されている犬種を紹介しています。これらの犬種は原則ペット保険に加入ができます。ただし、小型、中型、大型などの区分については、ペット保険会社によっても異なるケースがありますので、ご注意ください。

ア行

アイリッシュ・ウルフハウンド
アイリッシュ・セター
アイリッシュ・テリア
秋田犬(グレートジャパニーズドッグ)
アフガン・ハウンド
アーフェンピンシャー
アメリカン・アキタ
アメリカン・エスキモー(アメリカンスピッツ)
アメリカン・コッカー・スパニエル
アメリカン・スタッフォードシャー・テリア
アメリカン・スピッツ(アメリカンエスキモー)
アメリカン・ピット・ブルテリア
アメリカン・フォックスハウンド
アメリカン・ブルドッグ
アメリカン・マスティフ
アラスカン・マラミュート
イタリアン・グレーハウンド
イビサハウンド
イングリッシュ・コッカー・スパニエル
イングリッシュ・スプリンガー・スパニエル
イングリッシュ・セター
イングリッシュ・ポインター
ウィペット
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア
ウェルシュ・コーギー・ペンブローク
ウェルシュ・コーギー・カーディガン
ウェルシュ・スプリンガー・スパニエル
ウェルシュ・テリア
ウルフドッグ
エアデール・テリア
オーストラリアン・キャトル・ドッグ
オーストラリアン・ケルピー
オーストラリアン・シェパード
オーストラリアン・シルキー・テリア
オーストラリアン・テリア
オーストラリアン・ラブラドゥードル
オールド・イングリッシュ・シープドッグ
オールド・イングリッシュ・ブルドッグ

カ行

甲斐犬
カーリーコーテッド・レトリーバー
紀州犬
カニーンヘン・ダックスフンド
キースホンド/ジャーマン・ウルフスピッツ
キャナリー・ドッグ
キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル
キング・チャールズ・スパニエル
クランバースパニエル
グレート・デーン
グレート・ピレニーズ
グレーハウンド(グレイハウンド)
ケアーン・テリア
ケリー・ブルー・テリア
コーイケルホンディエ
コーカサス・シープドッグ
ゴードン・セター
ゴールデン・レトリーバー
コトン・ド・トュレアール
コリー(ラフ・コリー)
コリア・ジンドー・ドッグ
コモン・ドッグ

サ行

サブサル
サモエド
サルーキ
シー・ズー
シェパード
シェットランド・シープドッグ
柴犬(柴・豆柴を含む)
四国犬
シベリアン・ハスキー
ジャック・ラッセル・テリア
ジャイアント・シュナウザー
シャー・ペイ
ジャーマン・シェパード・ドッグ
ジャーマン・ポインター
ジャーマン・ピンシャー
シーリハム・テリア
シルキーテリア
スカイ・テリア
スキッパーキ
スコティッシュ・テリア
スタッフォードシャー・ブル・テリア
スタンダード・シュナウザー
スタンダード・ダックスフンド
スタンダード・プードル
スピッツ  (日本スピッツ)
スムース・コリー
スムースヘアード・ダックスフンド
スムースヘアード・カーニーヘンダックスフンド
スムース・コート・チワワ
スムース・コート・ミニチュア・ダックスフンド
セント・バーナード

タ行

タイリッジバック
ダックスフンド
ダルメシアン
ダンディ・ディンモント・テリア
チェサピーク・ベイ・レトリーバー
チベタン・スパニエル
チベタン・テリア
チベタン・マスティフ
チャイニーズ・クレステッド・ドッグ
チャウ・チャウ

チワワ
チント犬
トイ・テリア
トイ・フォックス・テリア
トイ・プードル
トイ・マンチェスター・テリア
土佐犬
ドゴ・アルヘンティーノ
ドーベルマン(別名ドーベルマン・ピンシャー)

ナ行

ナポリタン・マスティフ
日本テリア
日本スピッツ
ノーフォーク・テリア
ノーリッチ・テリア
ニューファンドランド
ノルウェジアン・エルクハウンド

ハ行

バーニーズ・マウンテン・ドッグ
パグ
バセット・ハウンド
バセンジー
パピヨン
ハリア
ビアデッド・コリー
ビーグル
ビション・フリーゼ
ピレニアン・シープドッグ
ビズラー
ファラオハウンド
プチ・バセット・グリフォン・バンデーン
プチ・ブラバンソン
ブービエ・デ・フランダース
プーミー
フラットコーテッド・レトリーバー
プーリー
ブラック・アンド・タン・クーン・ハウンド
ブリュッセル・グリフォン
ブリタニー・スパニエル
ブル・テリア
ブルドッグ
ブルマスティフ
フレンチ・ブルドッグ
ペキニーズ
ベドリントン・テリア
ヘブンニーズ ※JKC登録:ハバニーズ
ベルジアン・グリフォン
ベルジアン・シェパード・ドッグ
ベルジアン・グローネンダール
ベルジアン・タービュレン
ベルジアン・マリノア
ベルジアン・ラケノア
ボースロン
ボーダー・コリー
ボストン・テリア
ボクサー
ボーダー・テリア
ポーチュギーズ・ウォーター・ドッグ
北海道犬
ポリッシュ・ローランド・シープドッグ
ボルゾイ
ボルドーマスティフ
ボロニーズ
ホワイト・シェパード・ドッグ(※ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ)

マ行

マスティフ
マルチーズ
マンチェスター・テリア
ミディアム・プードル
ミニ・オーストラリアン・ブルドッグ
ミニチュア・コッカー・スパニエル
ミニチュア・プードル
ミニチュア・ブル・テリア
ミニチュア・シュナウザー
ミニチュア・ダックスフンド
ミニチュア・ピンシャー

ヤ行

鷹版犬(ユンバンチェン)
ヨークシャー・テリア

ラ行

ラージ・ミュンスターレンダー
ラサ・アプソ
ラフ・コリー (コリー)
ラブラドール・レトリーバー
レオンベルガー
レークランド・テリア
ローデシアン・リッジバック
ロットワイラー
ロング・コート・チワワ
ロングヘアード・カニーヘン・ダックスフンド
ロングヘアード・ダックスフンド
ロングヘアード・ミニチュア・ダックスフンド
ワイアー・フォックス・テリア
ワイヤーヘアード・カニーヘン・ダックスフンド
ワイヤーヘアード・ダックスフンド
ワイヤーヘアード・ミニチュア・ダックスフンド
ワイマラナー

まとめ

それでは、この記事のまとめとして、ペット保険の選択についてのアドバイスとその重要性について見ていきましょう。

犬のペット保険を探す際のアドバイス

犬のペット保険を選ぶ際には、いくつかの要素を考慮することが重要です。

まず、保険がカバーする範囲を理解することが大切です。通院・入院・手術どこまでカバーされた保険が必要なのか?という部分です。

さらに、全ての治療や状況が保障されているわけではないので、保険の細部を確認し、自分のペットのニーズに最も合ったものを選びましょう。

また、保険料も考慮するべき重要な要素です。購入できる保険は、家計に適合し、長期的に維持できるものでなければなりません。一般的にネット特化型のペット保険の方が安いという印象ですが、補償を高額の医療のみにフォーカスした保険だとさらに安くなるケースもあります。

さらに、病気の既往歴や高齢犬に対する制限も認識しておくことが求められます。

ペット保険の選択はペットと飼い主の両方にとって最適な選択であるべき

ペット保険は、犬と飼い主の両方にメリットを提供することができます。

犬にとっては、幅広い医療ケアを受けられる可能性が高まり、飼い主にとっては、医療費の負担を軽減し、犬の健康に関する安心感を得られます。

しかし、その一方で、ペット保険にはデメリットも存在します。保険料の負担や一部未カバーの治療、病気の既往歴や高齢犬への制限など、理解しておくべき点もあります。

つまり、犬のペット保険を選ぶ際には、そのメリットとデメリットを全て考慮に入れ、自分の犬の健康と福祉、そして自分の財政状況に最適な選択をすることが重要です。

ペット保険は、飼い主とペットの両方に安心感を提供するためのツールであると同時に、その選択は個々のニーズによって左右されるべきものであるということを念頭に置いておきましょう。

犬のペット保険でよくある質問 Q&A

Q1:犬のペット保険は本当に必要なのですか?

A1:これは飼い主の個々の状況と犬の健康状態によります。先のことは誰にもわかりませんが、結果的に健康なまま長生きし老衰となった場合、必要なかったということもできます。

一方で、ペット保険のメリットは、予期せぬ医療費から飼い主を保護し、犬に必要な治療を受けられる可能性を高めることです。しかし、保険料の負担や一部未カバーの治療、病気の既往歴や高齢犬への制限などのデメリットも考慮する必要があります。

Q2:ペット保険はどのような治療をカバーしますか?

A2:多くのペット保険は、病気や怪我の治療をカバーします。

これには、通院、手術や入院、薬、診察料などが含まれます。しかし、すべての保険がすべての治療をカバーするわけではないため、契約前に保険の詳細を確認することが重要です。

Q3:ペット保険の料金はどのくらいですか?

A3:ペット保険の料金は、犬の年齢、種類、健康状態、選択した保険の種類と範囲など、さまざまな要素によって決まります。

条件や保険商品の内容によって月額数百円のものから、月額1万円に上るケースもあり、まちまちです。

保険料は月額または年額で支払いとなり、これが飼い主にとってのペット保険の主なデメリットの一つとなります。

Q4:ペット保険はすべての犬に適用可能ですか?

A4:犬種によって引き受けができないとされることは、稀でいわゆる純血種でない雑種犬であっても加入は可能です。

ただ、ほとんどのペット保険は、特定の年齢範囲内の犬をカバーします。

一部の保険では、特定の種類の犬や既存の病気を持つ犬、高齢の犬をカバーしない場合があります。これらの制限は、ペット保険のデメリットの一つです。

Q5:ペット保険のメリットとデメリットを簡潔に説明していただけますか?

A5:ペット保険のメリットとしては、犬の医療費用の負担を軽減し、飼い主が予期せぬ費用に対する安心感を提供することが挙げられます。これにより、急な治療費による経済的ストレスを軽減し、犬に最善の治療を提供することができます。

しかし、デメリットも存在します。保険料は経済的な負担となる可能性がありますし、全ての治療がカバーされるわけではありません。特定の疾患や手術、あるいは高齢や既存疾患のある犬の治療はカバー外となる場合もあります。このため、ペット保険を選ぶ際には、犬の特定のニーズに合った保険を選ぶことが重要となります。

 

ABOUT ME
メガネ犬編集長
ペット関連仕事についていた経験から編集長に就任。犬も猫も小動物も爬虫類も大好きです。 現在妻、息子、犬1、猫4、メダカ5匹と暮らしています。 目下の悩みは老猫の病気のケアです。